行政書士事務所SHINRAI

行政書士とは

一般の人には、あまりなじみのない「行政書士」という仕事。
かく言う私も、試験を受けるまでは、「行政書士」という名前は聞いたことはあっても、どういう仕事なのか、全く知りませんでした。ここでは、「行政書士」とはいったい何なのか?仕事内容は?それらについて、まとめていきたいと思います。

 

 

 

「行政 書士」

 

行政とは、平たく言えば、市役所などのお役所。

 

書士とは書く人。

 

 

行政書士とは一言で言うと「役所に提出する書類を書く人」のことです。

 

 

つまり、役所に提出する書類を作成、提出することを仕事としている人を行政書士といいます。

 

 

もちろん、自分で書類を作成して提出することも出来ます。

 

そのほうが時間はかかりますが、一番安上がりです。

 

ですが、役所に出す書類ということで、例えば何かの許可を取ろうと許可申請の書類を作成する場合、その許可を取るには、定められた条件をクリアしている必要があります。まずはその条件が何なのか調べ、その条件をクリアした後、提出書類の作成を行いますが、その書類の書き方にも決まりがあり、必要な添付書類を集めるだけでも大変です。また、一つでも合致しない項目があれば、修正する必要があり、最悪、多大な時間と労力を使ったにもかかわらず、許可が下りない、ということもありえます。

 

これを解決するのが行政書士であり、これらの書類の作成、提出を本人に代わって行う資格を国から与えられているのが、行政書士なのです。

 

例えば先ほどの許可申請の場合、行政書士であれば、許可を取るために必要な条件や書類の書き方、添付書類を把握しており、どうやったら許可を取ることができるのかを知っています。

 

どのような書類を書けば許可が下りるのか、あらかじめ知っているわけです。

 

その、答えを知った上で現実の条件をクリアさせ、書類を作成するのと、答えを知らないで作成するのと、どちらが許可を取りやすいかは、明白ですね。

 

例えるなら、学校のテストで、出題範囲のみならず、答案の回答を事前に知っているということです。

 

答えを事前に知っている訳ですから、高得点間違いなしですね。

 

このように、行政書士という仕事は、ただ書類を書くというものではなく、うまく書類を作成することによって、依頼者の希望に沿うように役所を動かす仕事。と言えます。